こんにちは!営業一筋20年以上、営業マンお悩み解決ブロガーのタッピー(⇒プロフィールはこちら)です。
あなたは日頃、革靴の手入れをしていますか?
営業マンにとって身だしなみを整えることは基本ですが、足元にまで神経が行き届いていない人をよく見かけます。
意外にも、お客様は営業マンの足元を見ているものです!
革靴の手入れをしていなかった人は、これからきれいに手入れすることでお客様から好感を持たれ、営業成績も飛躍的にアップするはずです。
今回は、そんな足元の身だしなみである営業マンの革靴について解説してみます。
ぜひ記事を最後まで読んで、自分自身の足元を見直してみましょう!
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革靴の手入れで営業マンの成績に差が出る!?
営業マンは、営業成績が数字で表れるので、仕事の頑張り次第で成績にも差が出ます。
では、デキる営業マンとダメ営業マンの差とは何なのでしょうか?
たしかに、仕事の頑張りで差が出るのは当然ですが、実はそれ以外のところで大きな差が出ていたりするものなのです。
ほんのわずかなしぐさや行動、見た目の差が後々大きな差となって出てきます。
あなたががむしゃらに仕事を頑張っても、
「アイツには、何故か負けてしまう…」
そんな同僚が社内にもいることでしょう。
その同僚は、そんなに見た目が良いわけでもなく、お笑い芸人のようにおもしろい喋りが出来るわけでもなく、
「何故、俺は負けてしまうのか…?」
もしかすると、そのひとつの原因としてあなたの足元に目を向けてみると良いかもしれません。
これから詳しく解説していきます。
営業職は年収に差が出やすい
営業職は、成績や年収に格差が出やすい職種です。
僕の勤めているカーディーラーの営業マンでも、トップと最下位とでは契約件数や年収に数倍の差が出ます。
ある生命保険会社の営業職では、「年収の差が50倍、100倍」となるところもあるようです。
まさに、「天と地」ほどの差が出る職種ですね。
でも、トップ営業マンとダメ営業マンの「差」はどんなところにあるのでしょうか?
トップ営業マンは、喋りがペテン師
トップ営業マンは、友人知人の数が半端ない
トップ営業マンは、部下をこき使い自分の成績にしている
そんなイメージがあるかもしれませんが、実際はそうでもないんです。
違いはほんの些細な「差」
実際、そのような特殊スキルで結果を出す人も中にはいるでしょうが、多くのトップ営業マンは一見普通の営業マンとそれほど変わりがありません。
と思われるでしょうが、よくよく分析するとトップ営業マンとダメ営業マンとではちょっとした「違い」があったりします。
そのほんの些細な行動の「違い」が積み重なって、大きな結果の「差」につながっていくのです。
そのわずかな「差」=「違い」を見逃して気が付かないままに、
「やっぱり俺には営業なんて向いてないんだ…」
と、投げ出すのはとてももったいないことです。
ほんの些細な違いに気付き自分自身を見直すことで、仕事の結果が飛躍的にアップすることもあります。
営業マンにとって、その些細な違いの代表例に「足元の身だしなみ」が挙げられます。
「足元の身だしなみ」と聞いて、
「あ~、なるほどね!」
と、ピンっときた人は、仕事で結果を出している人だと思います。
「何で足元と仕事が関係あるの??」
と思った人は、改善するとほんとに営業成績がアップする可能性がありますので、記事を最後まで読んで自分自身を見直してみましょう!
ちなみに次の記事では、「営業職とはどんな仕事なのか?」について詳しく解説しています。ぜひこちらの記事も参考になさって下さい。
お客様は営業マンの足元を見ている!
営業職をやっている方であれば、
「トップセールスマンは革靴がきれい!」
といった話をよく聞くと思います。
ビジネスマナー本にも、
「ビジネスマナーは足元から!」
といったことが、よく書かれています。
ところが、誰もが知っているにもかかわらず、意外に実行し継続できている人は少ないのが現状です。
買う買わないを決めたお客様の決め手とは?
これは僕がお客様から実際に聞いた話ですが、以前ある営業マンに商談も煮詰まって来たので、自宅まで来てもらったそうなんです。
その営業マンは、玄関の土間で靴を脱ぎ、手を使わずに片方の足で雑に靴を端に寄せました。
その靴はかかとがスレており、かなり履き込まれている感じだったそうです。
「手入れがされているならまだしも、かなりの汚さ…」
それを見たお客様は、
「なんか、この人から買いたくないな…」
と、思われたそうです。
一見親切で感じがいい
商品説明もよく理解できた
しかし、心のどこかで、
「この人からは買いたくない!」
という気持ちが、その革靴を見た時から芽生えたのでしょうね。
「今日は決められないので…、また検討します」
と、その日は契約を保留にしました。
結局、買う気持ちも失せて、その営業マンからは購入しなかったんだとか。
それから1ヶ月後のこと・・・
別会社の営業マンに来てもらった時のことです。
その営業マンは、ていねいに靴を脱ぎ、玄関ホールに上がってからきちんと靴をそろえたそうです。
また、その革靴もキレイに磨かれていて手入れされていました。
その瞬間、
「この人なら大丈夫!」
という印象を持ったそうです。
そして、最終的にその営業マンから商品を購入しました。
前者の営業マンと比較して、商品説明が飛び抜けて上手だったわけでもないし、金額が安かったわけでもない。
極端に言えば、「靴の扱いの差」で買うか買わないかを判断しています。
やはり、こういった些細な差で勝敗が決まることがあるんですね。
ちなみに次の記事では、商品説明を上手にするためのコツについて解説しています。
お客様は営業マンの持ち物もチェックしている!
続いて、僕が実際にお客様から言われた話をご紹介してみます。
もう10年以上前、僕が会社に入社して3、4年目の頃の話です。
お客様から言われたお褒めの言葉で、今でもとても心に残っています。
それは、当社の車を何台も所有する女性の会社社長から言われた言葉です。
日頃、会社に伺い社長とお話をする時は、靴を脱いで事務所に入っていました。
僕が担当して数年が経ったある日、
「タッピーさんは、いつも靴をキレイにされていますね!」
「ほかに出入りする業者さんと比べて、とても感じがいいです!」
急に、その女性社長に言われたんです・・・
その時、「はっ!」と思いました。
「この社長さん、いつも僕の靴を見ていたんだ…」
僕は、言われた言葉が嬉しかったのと同時に、
「お客様って、営業マンの持ち物を見ているものなんだ…」
その時に、気が付いたんです。
あなたも、お客様のご自宅や会社の事務所に伺うことがあると思いますが、
「お客様はあなたの持ち物をチェックしている」
ということを忘れないで下さい。
あなたの見た目ももちろん大事ですが、靴やカバンなんかもお客様は見ています。
「その場だけきちんとしてればいい…」
それでは、いつかきっとお客様に本性がバレてしまい、先程の営業マンのように決まるはずの契約がダメになるかもしれません。
「たかが靴ぐらい…」
と思うかもしれませんが、僕が知っているトップ営業マンや成功している社長さんのほとんどが靴をきれいにされています。
やはり、そういったほんの些細な「差」が積もり積もって、トップ営業マンとダメ営業マンの「差」につながるのです。
見方を変えれば、靴の扱いでアドバンテージを取れれば、競合しても商談は有利な方向に進むかもしれませんよね。
まずは、靴をきれいに手入れしてみましょう。
それだけでも営業活動のモチベーションは格段に変わるはずです。
僕はこの15年間、毎週欠かさず休日には靴磨きをしています。
習慣化すればそんなに苦にはならないですし、逆にやっていないとモチベーションが下がります。
ぜひあなたも、靴磨きから始めてみましょう!
次の記事では、営業マンにぜひ身に付けて欲しい問題解決能力の鍛え方について解説しています。ぜひこちらもご覧になって見て下さい。
革靴選びのコツとは?
ではここで、営業マンにおすすめの革靴の選び方について解説していきます。
安い靴がダメな理由とは?
靴は、毎日自分の土台を支えてくれる重要な仕事道具です。
営業マンはスーツに目が行きがちですが、靴も大事な道具のひとつと言えます。
先ほどもご紹介した通り、
「靴はお客様に見られている!」
という感覚が大事になってきます。
ですので、その大事な道具を数千円~1万円ぐらいの、
「安い革靴でいいや~」
という浅い考えは捨てた方がいいです。
余談ですが、ヨーロッパでは「革を育てる」という言葉があるそうです。
ヨーロッパでは、「手入れが行き届いた味のある靴を履いている人が信頼に値する」という文化があります。
とても高価な革靴を無理して購入する必要はありませんが、3~5万円ぐらいの良い革を使った革靴を履いているだけで、仕事のモチベーションは比較にならないほど上がります。
コスパの高い投資だと思って、お金を出して良い革靴を買いましょう。
合皮の靴は蒸れる
また僕も経験がありますが、合皮の靴は通気性が悪く非常に蒸れやすいです。
ここ最近の猛暑の夏なんかに履いていると、毎日足元が不快でしかありません。
また、合皮は水に弱いです。
僕は仕事がら車の洗車をよく行いますが、合皮は水がかかる状態が長く続くと、そのうち「パカッ」とソール部分が剥がれます。
何度か合皮の靴に買い替えましたが、ほぼ全て剥がれました。ですので、合皮はおすすめしません。
サイズの合った靴を選ぼう
「自分の足のサイズに合っているかどうかも重要」です。
ネットで注文も良いですが、あなたの足のサイズにピッタリ合うかどうか、一度現物で試してみることをおすすめします。
というのも、メーカーによって同じ25㎝でも微妙に違うからです。
ですので、ビジネスシューズ専門店に行って、あなたの気に入ったメーカーのサイズに合うかどうかを試してみて下さい。
スーツ量販店や靴の量販店での抱き合わせ販売もおすすめ出来ません。
革靴は最低3足をローテーションしよう
「革靴は一日履いたら休ませる」必要があります。
足から出た汗などの水分を抜き、形をきれいに保って長く使えるようにするためです。
僕は、日頃履く革靴と雨の日用の水に強い革靴の3足をローテーションしています。
スーツのコーディネートに合わせて革靴を選ぶのであれば、もう1,2足あっても良いかもしれません。
あなたの営業マン生活に合った靴の数も準備したいところです。
きちんとしたメンテナンスが必要
最後に、革靴を休ませたあとは、「定期的にきちんとしたメンテナンス」を行いましょう。
毎日でなくても大丈夫です。
休日なんかにメンテナンス用の専用クリームを使い、革靴をきれいに磨いてあげましょう。
それを続けることで、革靴に味が出てモチも良くなります。
次の記事では、「営業マン成功のための7ステップ」というテーマで解説しています。
営業マンとして成功するためのコツを順序良くご紹介していますので、ぜひ営業初心者の人はご覧になって見て下さい。
まとめ
今回は、革靴の手入れは営業の基本!好感を持たれる足元の身だしなみとは?【営業初心者】というテーマで解説してきました。
きちんと革靴を手入れしていると、仕事のモチベーションアップにもつながりますし、革靴にも愛着がわきます。
僕は、一週間仕事で使った後の革靴の手入れの時は、
「一週間ありがとう、来週も頼むぞ!」
というような気持ちで磨いています。
あなたも、ぜひ気に入った革靴を購入し、日々きれいに磨いてあげて下さい。
きっとあなたの仕事の成績アップにつながるはずです。