こんにちは!営業一筋20年、営業マンお悩み解決ブロガーのタッピー(⇒プロフィールはこちら)です。
営業の仕事をしていると、必ずと言って良いほど日々何らかの問題にぶつかります。
✔お客様とのトラブル
✔商品の不具合
✔納期の遅れ
✔書類の不備
などなど、営業マンは日々問題解決の連続です。
このような問題ごとが日々起こる中、上司にも相談できず、独りで抱え思い悩んでいる営業マンが多いのが現状です。
また、問題をついつい後回しにして、大問題に発展するケースも少なくありません。
今回は、そんな問題解決に必須のスキルや思考法についてご紹介いたします。
現役営業マンがこれからお伝えする思考法を身につけることによって、問題解決の能力が上がるだけでなく、仕事の効率もアップします。
ぜひ記事を最後まで読んで、あなたの仕事に活かしてみて下さい。
目次
問題解決能力はビジネスで必須のスキル!
営業マンを続けていると、「仕事の問題」って毎日のように起こりますよね!
どうしても、お客様相手なのでしょうがない所ではありますが…。
たとえば、ディーラー営業マンの仕事の主な問題を挙げてみます。
・お客様との間で起こるトラブル
・自動車の不具合によるクレーム
・本部の意向との間で起こる問題
この他にも、挙げれば切りがありませんが、これらの問題を詳しくご紹介いたします。
お客様との間で起こるトラブル
営業マンは、日頃会社の最前線でお客様と接しています。
ですので、お客様との間でのトラブルは尽きません…。
✔営業マンの言った言わない
✔お客様が思っていたのと違う
✔約束した日時が違う
などなど、お客様との間での問題は日常のように起こります。
その多くは、お互いの思い違いや意見の食い違いが原因です。
✔自分はきちんと説明したつもりがお客様には伝わってなかった
✔○○日○○時と約束して手帳にも書いているのにお客様が勘違いされている
営業マンにも言い分はあるでしょうが、
「お客様が間違っている!」
とは、なかなか言えず…。
営業マンが悪いことになるなんてことはよくある話です。
僕は必ず、約束事はお客様の前で手帳に書き、お客様にお見せしてお互いに確認し合うように心掛けています。
営業マンもそうですが、お客様もいろんな人がいますので、そのお客様に合った対応が求められたりします。
次の記事では、お客様対応で振り回されないための心得について解説しています。
自動車の不具合によるクレーム
自動車ディーラーであれば、自動車の不具合による問題は付き物です。
年数劣化や消耗部品によるものであればお客様も納得されますが、新車を納めてすぐの不具合や点検後の不具合であればやはり問題となります。
また最近では、ナビゲーションに始まり、自動ブレーキやドライブレコーダーなど、自動車に付いているオプションもさまざまで、そのオプションが不具合を起こすし問題となるケースも少なくありません。
やはり、そんな時も最前線でクレーム対応するのが営業マンなんですね…。
営業マンのクレーム対応については下記の記事で詳しくご紹介しています。
本部の意向との間で起こる問題
これは、ディーラー営業マンに限ったことではないでしょうが、本部の意向との間で問題が起きることは多々あると思います。
毎月の方針や施策なんかも、本部の人間が考えたことと現場で実際に起きてる状況とでは差があることが多く、その度に営業マンが板挟みとなって問題が生じます。
本部の人って、実際に営業経験がない人が多く、机上の空論で物事を決めるんですよね…。
でも、その起きた問題の後始末は、やっぱり営業マンなんですよね…。
次の記事では、「ディーラー営業マンの将来が不安…」というテーマで、営業経験15年以上の僕が本音で行く末について語っています。
問題解決能力が高い人とは?
日常的に起きる問題を、日々解決している営業マンたち。
そんな中でも、上手に問題を解決していく人っていますよね!
「問題解決能力の高い人」ってどんな人なのでしょうか?
問題を解決するためには、次の3つのステップが必要です。
①問題を正しく認識する
②問題の原因を分析する
③問題に合った解決策を考える
当たり前のように思いますが、問題をきちんと解決できない原因は、これらを順序良く進めていないことがほとんどです。
問題解決能力の高い人は、これらのステップを確実にこなし、客観的に本質を見極めてから解決策を導き出す人です。
これから、それぞれの要素を詳しく解説しますので、ぜひこの問題解決のステップを日頃から考えるように心掛けましょう。
①問題を正しく認識する
まずは、目の前で起きている問題について、「正しく認識」することが重要です。
特に大事なことは、「客観的な視点で問題点を認識する」ことが必要となってきます。
誰しも、自分の非は認めたくないものです。
自分に都合がいいように物事を考えがちですが、それでは問題をきちんと解決することにつながりません。
客観的な視野で問題と向き合いように心掛けましょう。
②問題の原因を分析する
問題を正しく認識出来たら、その問題の原因を分析します。
問題が起きる初期段階で、必ず原因があるものです。
また問題の原因が複数存在することもあります。
漏れのないように原因を抜き出していくことが重要です。
③問題に合った解決策を考える
問題の原因が分かれば、あとは解決策を考えます。
この時、自分一人で解決できるのかどうか見極めが大事です。
一人で解決できない場合、上司や同僚に助けてもらいましょう。
よくあるのが、自分一人で問題を解決しようと上司にも相談せず、独りよがりに推し進めて失敗するケースです。
その場合、小さな問題が大きな問題へと発展してしまいます…。
必ず自分一人で解決しようとせず、信頼できる上司や仲間に相談しましょう。
次の記事では、そんな人と人との付き合い方に必要なコミュニケーション能力を鍛える方法について解説しています。
営業マンに身につけて欲しいある思考法とは?
それでは、問題解決の方法が分かったところで、僕と同じ現役営業マンにぜひ身につけて欲しいある思考法についてご紹介いたします。
なぜ、この思考法を営業マンに身につけて欲しいかと言うと、僕自身が問題が山積して行き詰った時、必ずこの考えを思い出し実行することによって、これまでたくさん助けられたからです。
その思考法とは「その問題は解決せんでええ」という考え方です。
提唱者は、経営コンサルタントの加藤将太さんです。
これから詳しくご説明しますね!
「その問題は解決せんでええ」とは?
僕は、この「その問題は解決せんでええ」という、加藤さんの考え方を身につけたことにより、その都度思い悩んでいた問題に対しても、「悩むことなく楽に対応することができ、仕事の効率も飛躍的にアップ」することが出来ました。
加藤さんが提唱する「その問題は解決せんでええ」の基本は、あなたが何か行動したり、問題が生じた時に、あるたったひとつの質問をすることから始まります。
その質問とは、
「そのことは、あなたが○○することと、どういう関係がありますか?」
出典:次世代起業家育成セミナー
○○には、あなたが解決したい問題や達成したい目標が入ります。
たったこれだけの問いを自分自身にすることで、問題解決や仕事の効率化が思い通りに進んで行きます。
たとえば、お客様からのクレームがあって思い悩んでいるとします。
そんなとき僕は、このフレーズを頭に思い浮かべるようにしています。
「そのことは今回のクレームを解決することと、どういう関係がありますか?」
と、自分自身に問うのです。
すると、気付くことがたくさんあります。
「この仕事は後からでもできる」
「この電話応対は今する必要はない」
「まずはクレームを上司に報告」
などなど、マルチタスクをやめていまこの目の前で起きているクレームを、「どのようにすれば早期に解決できるのか?」に集中して取り組むことが出来るようになります。
あなたも経験ありますよね…。
問題が山積みで何から手を付けて良いか分からず、
「脳が思考停止状態…」
そんな時に、このフレーズを思い浮かべることによって、いま何が一番大事かが分かり、そのことに集中することが出来るのです。
さらに、「その問題は解決せんでええ」には次の重要な点があります。
「やるべきことしかやらない。それ以外は全部無視!」
出典:次世代起業家育成セミナー
やるべきことに集中して、それ以外は全部無視してみましょう!
急に徹底することは難しいかもしれませんが、信念を突き通すことで迅速に問題解決が出来るようになります。
これがデキる営業マンとそうでない営業マンとの差なんですね!
あなたもこの2つのフレーズを頭に叩き込み、明日からの問題解決に実践してみて下さい。
「その問題は解決せんでええ」を動画で学ぼう!
ちなみに、「その問題は解決せんでええ」は動画で視聴することができます。
17分程の動画ですので、ぜひ加藤さんの解説と共にご覧になってみて下さい。
なお、「この動画がおもしろかった!」という人は、次にご紹介する記事から別の動画もたっぷり視聴出来ますので、ぜひこちらもチェックしてみて下さい。
まとめ
今回は、問題解決に必須のマル秘スキルとは?現役営業マンが本音で解説というテーマでご紹介してきました。
営業マンは問題解決の連続です!
今回、僕がご紹介した「その問題は解決せんでええ」という考え方を身につけることによって、あなたは問題解決で悩むことがなくなり、仕事の効率も飛躍的にアップするはずです。
ぜひ加藤さんの動画も視聴して、明日からの仕事に役立てて下さい!