こんにちは!営業一筋20年、営業マンお悩み解決ブロガーのタッピー(⇒プロフィールはこちら)です。
営業職って、なぜか残業が多いですよね。
定時に帰れることなんてまずないですし、「17時からが本当の仕事っ!」っていう営業マンも多いんじゃないでしょうか。
それでも、きちんと残業分の残業代を会社からもらえてれば良いのですが、なかなかそうもいかないのが現状のようです。
今回は、営業職の残業が多い理由と改善方法について解説いたします。
これまで、何も考えず当たり前のように残業をしていたあなた、「時間は有限」ですよ!
この記事を読むことで、これまでムダに費やしていた残業時間を減らす方法がわかり、家族やご自身の趣味に費やす時間を増やすことができます。
ぜひ記事を最後まで読んで、あなたの残業時間を見直してみましょう!
目次
営業職は残業に悩まされている
僕はカーディーラーの営業マンですが、当社も常にハローワークに営業職の求人を出しています。
しかし、まったくと言って良いほど人は来ません。
「営業」って聞くだけで、イメージが悪いんでしょうね。
「残業多そうだし…」
「ノルマが厳しそう…」
労働環境の不安などから営業職は嫌がられる傾向にあります。
実際のところどうなのかと言うと、正直合っています。
「残業も多い」「ノルマも厳しい」です!
残業に関しては、サービス残業や休日出勤など実態が把握しづらい面もあり、それが嫌になって辞めていく人も多くいます。
帰りは遅く、休日も何だかんだで出勤していると、家族の人たちも心配になりますよね。
それでも、「営業職が好きだっ!」という人は良いのでしょうが、そうでない人が大半で、その人たちにとっては苦痛でしかありません。
「なんで俺、営業になんかなったんだろう…」
そう、思い悩む日々が続くわけです。
営業職はなぜ残業が多いのか?
そんな、残業が多くなりがちな営業職ですが、なぜ残業時間が多くなってしまうか?
僕は、この営業職を15年以上もしているので、この業界の実態は熟知しています。
その理由として、大きくは次の3つが挙げられます。
①常にノルマに追われている
②お客様対応に時間がかかる
③勤務時間外に事務仕事を行う
それぞれ詳しく解説していきます。
①常にノルマに追われている
営業職は、常にノルマに追われています。
数字が頭から離れることはありません。
「今月、あと○○台足りない…」
など、会社から設定された目標に対して、営業マンたちは達成するために必死で頑張るわけです。
「何でそんなに頑張るのか?」というと、単純に「お金」のためです。
営業マンの多くは歩合制で、売上が多かったり、その月の目標を達成すれば給料が増えるわけです。
逆に、達成出来なければ、翌月は少ない給料で過ごさなければならなくなります。
「自分のため」「家族のため」「将来のため」
営業マンはノルマを達成しようと、お客様の都合に合わせて夜遅くまで商談したり、休日にお客様宅を訪問したりと残業時間が増えるわけです。
また上司や会社の意向で、ノルマが達成出来ていなければ夜遅くまでTELコールさせられたり、休日も出勤になったりということだってあります。
ちなみに次の記事では、営業はブラックが多い?というテーマで解説しています。ぜひこちらもご覧になって頂けると嬉しいです。
②お客様対応に時間がかかる
自動車業界の話をしますと、ここ最近の新しい機能として、自動ブレーキやドライブレコーダーなどがありますよね。
若いお客様なら、この辺りの説明はスムーズに行えますが、年配のお客様だとそうは行きません。
車の説明よりも、それらの機能の説明の方に時間がかかったりします。
納車の時なんかは大変です。
納車説明だけで半日ぐらいかかる時もあり、営業マンはその他の仕事が出来なくなってしまうのです。
また、定年を迎えたご年配のお客様、これといってすることがなくコーヒーを飲みに毎日のように来店されたりします。
その相手をする営業マンは大変です。
1~2時間拘束されて、正直時間の無駄です。
このような考えをするのは良くないかもしれませんが、営業マンも話相手のボランティアをしているわけではありませんし、その日の仕事はたくさんあるわけです。
その他にも、得意先とコミュニケーションをとるための接待ゴルフや飲み会などもありますね。
休日にかかってくるお客様からの長電話にもたくさんの時間を取られます。
これらは労働時間とみなされず、残業の対象とはならないのです。
「サービス残業」ですね。
しかし、営業マンにとってみれば自分の時間を奪われ、仕事がらみのことにたくさんの時間を費やしているのが現状です。
次の記事では、お客様対応で振り回されないための心得について解説しています。
③勤務時間外に事務仕事を行う
すべての営業職が該当するわけではありませんが、一般的に営業は事務仕事が多いです。
日報や本社への報告書類、お客様管理や見積書作成、商品を購入して頂いた後の書類、販促チラシやショールームのポップなども作成します。
しかし、日中は来店されたお客様の対応や外回り等で、事務仕事をする時間があまりないのが実状です。
では、いつやるのか…?
会社に帰社してから、それらの書類を作成しています。
なので、必然的に残業時間が長くなる傾向にあるのです。
また、日報や本社への報告書類は無駄に多かったりします。
「こんなの報告する意味あるの?」
と、思えるようなことも報告したりしますが、報告するためのデータ整理に時間がかかったりします。
次の記事では、営業職のやりがいについて解説しています。ぜひこちらの記事もチェックしてみて下さい。
時間は有限!本当にその残業は必要なのか?
営業職って、「本当に、その残業必要なの?」っていうことが多かったりします。
残業して給料が10万も20万円も増えるなら頑張りがいもありますが、そのほとんどがサービス残業です。
長年営業職をしてきた僕なんかどちらかと言えば早く帰りたい方なので、やるべきことはさっさとやって、無駄な残業はなるべくしないよう心掛けています。
だって、「時間は有限」ですからね。
自分の趣味のため、家族との団らんのために時間を使いたいじゃないですか。
そんな、残業時間を減らすための改善方法についてこれから解説していきます。
残業時間を減らすための改善方法とは?
それでは、営業職の人が残業時間を減らすために、具体的にどのようなことに気を付ければ良いのか?5つの改善方法について解説していきます。
①移動時間の見直し
②お客様対応にかける時間を減らす
③無駄な会議や資料作成をなくす
④毎日の営業報告を見直す
⑤なんとなく残業をなくす
あなたにも、当てはまる無駄な残業時間がきっとあるはずです。ぜひ、自分の残業時間を見直してみましょう!
①移動時間の見直し
営業をしていて、一番無駄だなと感じる時間は「移動時間」ではないでしょうか。
取引先やお客様宅を訪問するため車で移動したりしますが、遠方だったりするとそれだけで2~3時間かかったりして、訪問してみるとお客様が留守だったり…。
商談や大事な話がある場合、お客様に直接会って話すことは大切なことですが、本当にその移動時間が必要か?もう一度考えてみましょう。
「電話で済むんじゃないか」
「この時間は道路が混むな」
「訪問の約束はとっているか」
など、当たり前のことですが、営業活動がマンネリ化してくるとこれらのことが疎かになっていたりしがちです。
無駄な移動時間のために、その他の大事な仕事ができなくなり、帰社してからの残業時間が増えるわけです。
まずは、日々の移動時間を見直してみましょう。
ちなみに次の記事では、長い通勤時間を有効活用するための方法についてご紹介しています。
②お客様対応にかける時間を減らす
先ほどもご紹介した通り、お客様対応にかける時間を減らすことも考えてみましょう。
以前SNSでたまたま見た高級外車を売るトップセールスマンは、
「お客様もVIPが多い。忙しいお客様の大事な時間を奪うことがないように、車以外の話は自分からはしません。」
と、話をされていました。
同じように、あなたの時間を奪われないために、商談の会話の内容を調整することはできるはずです。
雑談を全くしないわけにも行きませんが「さじ加減が大事」だと思います。
また、言い方は悪いですが、「買いもしない客に何時間も拘束されるのは、時間がもったいない」です。
お客様の見極めも大事なことですね。
③無駄な会議や資料作成をなくす
これ、あなたの会社も多くないですかね?
「無駄な会議」「資料作成」
「これ無駄だな~」と思いながらも出席する会議。
ほとんど自分は関係のない内容の会議でも出席させられ、ほぼ1日拘束される。
また、会議に参加するために資料作成をさせられ、データ整理に1日かかったりする。
これらの時間をなくすことで、かなりの時間を確保できます。
しかし、サラリーマンである以上、会議に出席しないわけにはいかないわけで…。
ホリエモンの「多動力」という本の中で、
「無駄な会議中はスマホを開き、自分の有意義な時間に使えっ!」
という言葉がありました。
僕はそこまでは言いませんが、資料作成は誰かに任せるなど、工夫次第で無駄な時間をなくすことはできるはずです。
そんな無駄な会議に参加するにあたっての大事な思考法について次の記事で解説しています。
④毎日の営業報告を見直す
資料作成もそうですが、毎日の営業報告も見直しが必要かもしれません。
僕も新人の頃、この営業報告を帰社してから1時間ぐらいかけてしていました。
最近では報告の仕方を見直し、要点だけを簡潔に報告するスタイルに変えたので、それまで毎日1時間ぐらいかけていた残業時間がほんの5分程度で済むようになりました。
上司や会社の方針もあると思いますが、自分自身で削減できることは見直してみましょう。
⑤なんとなく残業をなくす
最後に営業職に限らず、仕事にはある意味終わりがありません。
そのため残業が常態化してしまうと、「終業後にオフィスでダラダラと残業をすることに、抵抗がなくなってしまいがち」です。
なんとなく残業をやめて、
「終業時に必ず仕事を終える!」
と決めて行動することで、日々の無駄な時間をなくすことができるはずです。
また、早く帰宅してリフレッシュすることで、翌日からの仕事を効率的にこなすことができるようになります。
次の記事では、営業初心者の方向けに営業マン成功のための具体的手順についてご紹介しています。
エッセンシャル思考を身に付けよう!
ここで、残業が多くて悩んでいる人に向けて、とっておきの思考法をご紹介いたします。
それは、「エッセンシャル思考」という考え方です。
この思考法を端的に言えば、
「最小の時間で成果を最大にする」
という考え方で、「いま自分に最も必要な仕事は何か?」それ以外の無駄な時間をすべてそぎ落とすというものです。
僕は、この思考法を学んだことにより、仕事を効率的に行うことができるようになり、無駄な残業時間を減らし、家族との有意義な時間を増やすことができています。
エッセンシャル思考については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひあなたもご覧になって無駄な残業時間をなくす思考を身に付けてみましょう!
まとめ
今回は、営業職はなぜ残業が多くなってしまうのか?その理由と5つの改善方法をご紹介というテーマでお話してきました。
営業職は残業が多いイメージですが、あなたの考え方と行動次第でその時間を減らすことができます。
何度もお伝えしますが、
「時間は有限です!」
あなたが定年を迎えた時、過去を振り返って後悔することがないように、今のうちに自分自身の時間の有効活用に努めてみましょう!