こんにちは!営業一筋20年、営業マンお悩み解決ブロガーのタッピー(⇒プロフィールはこちら)です。
僕は、長年営業の世界にいて、いろんな営業マンを見てきました。
「トップセールス」から「ダメ営業マン」まで…
営業職は数字(=営業成績)で評価されるため、優劣がハッキリと出ます。
今回は、そんなさまざまな営業マンの中から、ダメ営業マンの行動に注目して取り上げてみたいと思います。
「こんな営業マンにはなるなっ!」というダメ営業マンのあるある行動をご紹介し、なぜダメになって行くのかについても解説していきます。
目次
ダメ営業マンのあるある行動5選
それでは、僕が長年営業の世界を見てきて「あ~、ダメ営業マンだな…」という人たちのあるある行動を5つ厳選してご紹介いたします。
①売ったら売りっぱなし
②約束を守らない
③何するのも遅い
④公私混同で周りに迷惑をかける
⑤私利私欲でセコい
①売ったら売りっぱなし
これはディーラーのダメ営業マンによくある行動のひとつ。
「売ったら売りっぱなし」
営業マンは、成約の瞬間が一番気持ちが盛り上がっているとき。
「○○さんは、すぐに対応してくれる。」
お客様はそう信じて契約をしてしまいますが、売ったあとはガラッと豹変…。
「売ったあとは何の音沙汰もなく、こちらが連絡してもなかなか出てくれない。」
契約して頂いたお客様は、商品を受け取ったときが気持ちのピークで、その後もその気持ちは続くことを理解しておかなければなりません。
なので、商品をお渡ししたあとのフォローがとても大切になってきます。
アフターフォローが良いと、そのお客様がリピート客になり、新規のお客様を紹介してくれる可能性だってあるわけです。
②約束を守らない
「約束を守らない」ことは、お客様との信頼関係をつくるうえで一番あってはならないことです。
高額商品になればなるほど、信頼や信用は成約率を上げるために必要になってきます。
営業マンにありがちなのが、契約を取りたい一心で無理な約束をしてしまうこと。
「○○をサービスしてくれたら契約する」
お客様からの最後の一言に、できもしない約束をしてしまうことがあるかもしれませんが、約束をしてそれが行われなかった場合、あなたの信頼は完全に失われてしまうのです。
そこは自分の中で線引きをして、できない約束はしないことが重要です。
③何するのも遅い
「何するのも遅い」営業マンがいます。
✅商談時の見積り提示が遅い
✅折り返しの電話やメールが遅い
この何するのも遅い原因は2つあります。
ひとつは、「準備不足」。
日頃からすばやく見積りを出す練習をしていれば、いざ本番でも早く出すことができるのに、ダメ営業マンはその努力を怠る。
また、
「最新の情報をご紹介できるようにしているか?」
商品は、改良やモデルチェンジにより日々新しくなっていきます。
お客様からの質問にすぐさまお答えできるように、最新情報をご紹介できるファイル作成など常日頃から準備しておくことはとても大切です。
ふたつめに、「整理整頓がされていない」ことが挙げられます。
ダメ営業マンの机の上は、書類の山になっていることが多いです。
④公私混同で周りに迷惑をかける
ディーラーのダメ営業マンの例ですが、「仕事で使う試乗車をプライベートでも日常的に使っている」人がいます。
✅休日は自分の自家用車は会社に置いて試乗車でお出掛け
✅ガソリン代は会社の経費
当店にも昔そんな人がいて上司が指摘すると、
「いや…、どうしてもお客様がその日でないと試乗できないと言うもんで…」
持ち出ししている間に、他の営業マンの見込み客が試乗にご来店されたらどうするのでしょうか?
せっかくのチャンスを失ってしまいますが、ダメ営業マンはそこまで考えていません。
⑤私利私欲でセコい
ダメ営業マンに限って「私利私欲でセコい」人がいます。
どこでもありがちな話ですが、
✅ボールペンや文房具など、会社の備品を勝手に持ち帰る
✅営業車用のガソリンチケットで自家用車にガソリンを入れる
✅販促用のノベルティグッズを持って帰る
「それはダメでしょ!」と注意すると、
「細かいこと言うなよ!」
とふて腐れた顔をされ、こちらが嫌な気持ちになってしまう。
会社のものを私利私欲のために使用したり持ち帰る行動は犯罪です。
ちなみに次の記事では、「営業職のマジな悩みトップ5」をご紹介しています。
なぜダメな行動をしてしまうのか?
これまでダメ営業マンのあるある行動をご紹介してきました。
ではなぜダメ営業マンはダメな行動をしてしまうのか?
その原因の多くは「売れない」からです。
◆売れない⇒気持ちも沈みお客様への連絡が億劫になる⇒売りっぱなし
◆売れない⇒無理な要求でも受けてしまう⇒約束を守れなくなる
◆売れない⇒商談もなく見積りを出す機会がない⇒準備を怠り対応が遅くなる
◆売れない⇒給料が少ない⇒公私混同や私利私欲に走ってしまう
売れないことでダメな行動をしてしまいがち。。
負のループに陥り、ダメ営業マンになっていくのです。
そうならないために、ダメな行動をいまの内から改善しておきましょう。
なお、次の記事では「営業離職率50%以上!?多くの営業マンが挫折する一番の理由とは?」というテーマで解説しています。
行動を変えてみよう!
「売れない⇒ダメな行動をしてしまう⇒さらに売れない⇒営業マン失格」
この負のループから抜け出すためには、何らかの変化を起こす勇気が必要です。
ほんの小さな一歩でもいいから、まずは現状を変えるために一歩踏み出してみましょう。
自分のスキルを把握する
売れない時は、視野が狭くなりがち。
心を落ち着かせ、一度自分のスキルを客観的に把握してみましょう。
営業マンに必須のスキルは多岐に渡ります。
○身だしなみ
○セールストーク
○「論理思考」「仮説思考」「逆算思考」「エッセンシャル思考」
○コミュニケーション能力
自分を磨くことで売り上げも右肩上がりになり、次第にトップセールスの仲間入りです。
ちなみに、「営業マンのスキルアップ方法」はこちらがおすすめ↓↓
まとめ
今回は、「こんな営業マンにはなるなっ!」ダメ営業マンのあるある行動5選というテーマで解説してきました。
お客様や職場の仲間からの「信頼や信用は積む重ねていくもの」。
しかし、たった一度の失敗で今まで積み重ねたものをすべて失うことだってあります。
信頼や信用を失わないよう行動には十分気を付けていきましょう。