こんにちは!営業一筋20年、営業マンお悩み解決ブロガーのタッピー(⇒プロフィールはこちら)です。
「これから、営業マンになりたい!」という読者さんから、
「より良い営業マンになるために、必要なスキルとは何ですか?」
という質問をいただきました。
正直、営業マンに必要なスキルは多岐にわたります。
今回は、これから営業職を目指す人に向けて、まず先に身に付けておいて欲しい能力を3つに絞って解説してみます。
目次
ご質問:より良い営業マンになるために必要なスキルとは?
お忙しい中失礼致します。 早速質問させて頂いてよろしいでしょうか。
もうすぐ1回生が終わります。3回生で就活をするとして、それまでにあと1年間、より良いセールスマンになるためには何を経験し、どう言ったスキルを身につけておくと良いでしょうか?
もともと人見知りだったので、1回生ではそれを何とかすべく、アパレルショップでアルバイトを始めました。接客マナーとコミュニケーションスキルを向上させるため、日々とても勉強になっています。
2回生以降もこのアルバイトを続け、さらなる成長を望んでいるのですが、その他に何かしておくべきことはあるのでしょうか?
就活で採用してもらえる事はもちろんですが、就職後、お客様に最善の提案をすることで、信頼を築き、成績に繋がる。そんなセールスマンを目指しています。
「考えすぎだ。もっと遊べ。」と周りから言われますが、夢見た職業まであと3年という時に居てもたってもいられず、ウズウズしています。
長文失礼致しました。 ここ数ヶ月ずっと悩んでる事ですので、何かヒントを頂ければ幸いです。
このようなご質問をいただきました。
学生時代から営業マンを目指し、日々ご自身のスキルアップに努めている。
「自分の将来の夢が明確で、その夢に向かってまっすぐ歩んでいる」すばらしい方だと感じました。
今のままスキルアップを続けていれば必ず立派な営業マンになれると思いますが、実際に営業の世界を15年以上にわたり経験してきた僕から、現場で必要なスキルについて少しアドバイスできたらと思います。
営業職で必要なスキルは多岐にわたる
営業職で必要なスキルとは、どんなものなのでしょうか?
それを考える前に、現状の営業職について触れてみたいと思います。
営業職のイメージとは?
営業職と聞くと、世間のイメージでは、
✔ノルマがきつい
✔お客様に振り回される
✔人間関係が嫌になる
✔長時間労働
✔サービス残業
✔土日出勤
といった、ネガティブなイメージが大半だと思います。
実際、学生が営業職を敬遠している傾向を示すものとしてマイナビのアンケート調査があり、以下の結果が出ています。
Q.営業職をやりたいですか?
・やりたくない…88.3%
・やりたい…11.6%
「およそ9割近くの学生が、営業職をやりたくない」といった結果となっています。
現役営業マンはどう思っているのか?
このように学生に人気のない営業職ですが、現役の営業マンは自分の仕事をどのように考えているのでしょうか?
出典:http://www.eigyoukun.com/questionnaire/
営業マン自身も約4割が「営業職が自分に合っていますか?」という質問に対して、「どちらとも言えない」と答えています。
このデータからも分かるように、現役営業マンも悩み迷いながら営業職を遂行していることが伺えます。
営業マンに必要なスキルとは?
このように悩み多い営業職ですが、営業マンに必要なスキルも多岐にわたります。
営業マン1,500人に聞いた、営業マンに必要だと思うスキルは以下のようになっています。
出典:http://next.rikunabi.com/01/closeup_1233/index.html
このアンケートからも分かるように、「営業マンに必要なスキルのカバー領域はかなり広い」です。
これらのスキルの中には、営業職を続ける中で培っていくものも多く、すぐに身に付くものではありません。
営業職を辞めていく人の多くは、「これらのスキルを身に付ける前に仕事で行き詰り、挫折して去っていく」ケースがほとんどなのです。
ちなみに次の記事では、「営業離職率は50%以上!?」というテーマで多くの営業マンが挫折する一番の理由について解説しています。
まず先に身に付けておきたい3つの能力とは?
それでは、これから営業職を目指す人に向けて、まず先に身に付けておきたい3つの能力について解説していきます。
①コミュニケーション能力
②営業マナー
③ビジネスマインド
これらの能力は、営業マンのスキルアップには必ず出てくる能力だと思います。
今回は、僕が現場目線で「具体的に何をどのように身に付けるべきか?」について解説しますので、最後まで記事を読んで参考にしてみて下さい。
①コミュニケーション能力
「コミュニケーション能力」は、営業マンにとって必須のスキルと言えます。
「お客様との人間関係」
「上司や部下、同僚との人間関係」
「異性との人間関係」
「人と人」とが接する営業職において、コミュニケーション能力を身に付けることは大事です。
営業を辞めていく人の中には、「人間関係が嫌になって辞めていく」というケースが多いです。
逆に言えば、「上手に人間関係を築ければ、営業マンを続けていける」のです。
では、具体的にどのようにしてコミュニケーション能力を鍛えれば良いのか?
学生のうちにおすすめなのは、「接客業のアルバイトをする」ことです。
今回ご質問いただいた読者さんのように、アパレルショップでアルバイトをすることはとても良いことだと思います。
実際、僕も学生時代居酒屋で長いことアルバイトをしていました。
そこで、接客応対に必要なスキルを一から学ぶことができ、その後の僕の営業マン生活に大きな影響を与えました。
ちなみに、僕の詳しいプロフィールについてはこちら↓↓
接客業でアルバイトをすることで、コミュニケーション能力の要素でもある、
「聞く力」
「伝える力」
「人の気持ちをくみ取る力」
といった能力を自然と身に付けることができます。
ぜひ営業職を目指す学生さんは、一度チャレンジして欲しいと思います。
コミュニケーション能力の鍛え方については、下記の記事でも詳しく解説しています。
②営業マナー
次に身に付けておいて欲しいスキルとして「営業マナー」があります。
営業マンのビジネスマナーには、
「身だしなみ」「言葉遣い」「接客対応」「電話応対」
などのマナーがあります。
この中でも、特に大事なのが「身だしなみ」です。
きちんとした気持ちの良い身だしなみは、清潔さや誠実さ、仕事に取り組む姿勢や品格にもつながります。
人は、
「初対面で会った人の9割を見た目で判断している」
と言われます。
ですので、好印象を持ってもらえるかどうかは、最初に会ったときの「あなたの身だしなみによるものがほとんど」と言っても過言ではありません。
これは、就職活動なんかでも同じことが言えます。
そんな中でも、意識して欲しいのが「笑顔」です。
営業職では、この笑顔をどれだけ上手く使いこなせるかによって、営業成績にも大きな差が出てきます。
また、「少々のトラブルは、笑顔で乗り切れる」ところもあります。
僕は、学生時代にアルバイトで貯めたお金で、歯を矯正しました。
当時、営業職に就職が決まってから、「良い接客には良い笑顔が大事!」と感じ、矯正歯科に通ったのです。
そのおかげもあってか、今でも自分の笑顔に自信が持てています。
実際矯正などをするにしても、「仕事をし始めてからだと通いづらい」のが現状だと思います。
あなたも、一度鏡でご自身の笑顔を確認してみましょう。
また笑顔以外にも、好感を持てる営業マナーについて、今の内から学んでおくことをおすすめします。
基本的な営業マナーについては、下記の記事で解説しています。
③ビジネスマインド
最後に、必ず身に付けておくべきスキルとして「ビジネスマインド」が挙げられます。
ビジネスマインドとは、あなたが「営業マンとして成功するために必要な思考や心の状態」のことを言います。
営業マンには、商品知識やセールストークなどのノウハウも必要です。
しかし、どんなに知識やノウハウを身に付けても、ネガティブな性格で挑戦を嫌い、事あるごとにモチベーションが途切れてしまうような人では、せっかくの知識やノウハウも使うことなく無駄になってしまいます。
やはり、営業マンにはビジネスマインドを身に付けておくことが最優先なのです。
営業マンに必要なビジネスマインドとして、
「仮説思考」「論理思考」「逆算思考」「エッセンシャル思考」
などが挙げられます。
これらのビジネスマインドを身に付ける方法として、僕が現役営業マンにおすすめしているのが「音声学習」です。
日常的にビジネスマインドが高い人のセミナー音声を聴く(=音声学習)ことで、あなたにもビジネスマインドが自然と身に付きます。
ちなみに、僕はこの音声学習でビジネスマインドを身に付けた結果、自動車販売で1億8,000万円の売上を個人で3年連続達成することにも成功しています。
ぜひこれから営業職を目指す人にこそ、このビジネスマインドを身に付けて欲しいと思います。
ビジネスマインドを身に付ける方法については、下記に記事で詳しく解説してますので、ぜひこちらをチェックしてみてください。
まとめ
今回は、顧客の心を掴んで離さない3つの営業スキル|顧客倍増のコツを徹底解説というテーマでご紹介してきました。
営業職は、総合的なスキルが求められます。
ただ、一度にすべて身に付くものでもなく、営業経験によって培っていくスキルも多くあります。
いまの自分ならどんなスキルが学べるか、いまできることは何か、自分自身に問いながらスキルアップに努めてみましょう。
ちなみに、営業に関するお問い合わせは以下のリンク先からも承っております。どんな些細なことでも構いません。あなたからのご連絡をお待ちしております。