こんにちは!営業一筋20年以上、営業マンお悩み解決ブロガーのタッピー(⇒プロフィールはこちら)です。
この年になると、親の大切さを感じ親孝行について今の自分に何が出来るのか?なんて考えてしまいます。
よく「親孝行は生きている間にするものだ!」って言いますよね。
忙しくサラリーマン生活を過ごしていると、ついつい親のことも忘れがちです。
「今の自分にどんな親孝行が出来るのか?」あなたも一度考えてみませんか。
僕がそう考えるようになったのも、自分が親になってからです。独身の時なんて親の存在は当たり前、親孝行なんて考えてもいませんでした…。
今回は、そんな親孝行をテーマにサラリーマンを経験していて思う親の大切さを考えてみたいと思います。
特に、今忙しくサラリーマン生活を過ごしている方に、是非読んで頂きたい記事なので、最後までお付き合いくださいね^^
目次
後悔しない親孝行とは?
僕がここ最近、特に親孝行について考えるようになったきっかけは父親の病気でした。
これまで病院なんて行くこともなかった元気な父親を、
「もう年なんだから、一度は検診に行ってみたら…」
と嫌々行かせた市の検診で胃がんが見つかったのです。
初期の胃がんでしたが、がんができている場所が悪いとのことで全摘の手術となりました。
手術は成功しましたが、その後体格の良かった父親は20kg近く痩せて一気に老けました。
今も食事が思うようにできず、体も思うように動かせないようで、どんどん弱まっているのが分かるほどです。
そんな父親を見るたびに、「何か今の自分にできないものか…。」と親孝行について考えます。
サラリーマンをしていると時間がない…
いざ親孝行をしたいと思っても、僕も仕事をしているためなかなか時間がとれません…。
仕事の日は帰りが遅く、帰っても疲れて寝るだけ…。
休日はと言うと、子供の送り迎えなどであっと言う間に休みが終わります。
また営業マンという仕事がら、休日に仕事に出るということもあり、休みが休みでないというのが現状だったりします。
両親と会うのも年に数回程度…
ですので、サラリーマンをしていると親と会う機会も年に数回程度になってしまいます。
両親と一緒に同居していたり、実家が近ければそんなこともないでしょうが、僕のように離れている人は、どうしても長期連休に会う程度になってしまいます。
それでもサラリーマンになりたての頃は、ちょくちょく実家に帰っては母親の作ってくれたご飯のおかずを持って帰ったりしていましたが、結婚して子供もでき自分の家庭を持つと、実家に帰る回数は年々少なくなります。
そんなサラリーマン生活が5年、10年と過ぎ、気付くと両親も70歳を超え、体もだいぶ弱ってきている様子。
そんな弱った親を見るたびに、親孝行について真剣に考えることが多くなりました。
貧しかった僕の幼少期
ここで、僕の幼少期の頃のお話をいたします。
僕は、自営業の父親の長男として生まれました。
海と山に囲まれた、とても自然豊かな田舎で育ちました。
自営業の父はいつも仕事の事ばかり…
建設関係の仕事をしていた父は、いつも仕事のことばかりでした…。
ですので、僕が子供の頃に父親とどこかへ旅行に行ったという思い出はありませんし、遊んでもらったという記憶もほとんどありません…。
学歴がなく自営業をしていた父は、「仕事がない…」が口癖でした。
今の僕が思うに、父は仕事は真面目にする方だと思いますが、口下手のため仕事を取ってくることが苦手です。
営業が苦手という事ですね。
なので、いつも「仕事がない…」「仕事がない…」と苦しんでいました。
そんな父親を、当時の僕は良く思っていませんでした…。
仕事で上手く行かないことがあると母親にあたるし、僕にとっては反面教師でした。
しかし、今では自分が営業マンをしてみて、その父親の苦しみが痛いほどよく分かります。
「数字に追われる感覚…。」「仕事がない恐怖…。」
父も僕と同じく、「仕事がない…」「仕事がない…」と苦しみもがいていたんだなと共感でき、そんな父親を誇らしく思うほどです。
青春時代を子育てに費やした母
母親はと言うと、若くして僕を産んでくれたので、友達と遊びに行くといった青春時代がなく、僕たちの子育てに明け暮れる日々でした…。
母親は、父とはお見合いで一緒になり、まったく土地勘のない所へ嫁いだので、結婚当初はとても苦労したと思います。
近くに、知人友人もいなかったので、独りで子育てと向き合い僕たちを立派に育ててくれました。
貧しいながらも大学に行かせてくれた
そんな両親の長男として育った僕は、幼い頃からとても病弱でした…。
何度も入退院を繰り返し、家族にとても苦労をかけました。
そんな僕も大きくなり、「大学に行きたい」と両親に言うと、貧しいながらも僕を大学に行かせてくれました。
母親は僕を大学に通わせるために、日中の仕事を終えて帰宅後すぐに夕食を作り、また夜のアルバイトに出て僕の学費を稼いでくれていました。
そんな両親を見て育った僕は、
「弱っていく両親に何か親孝行ができないものか…」
後悔しないためには今何をするべきか、真剣に考えるようになったのです。
詳しい僕のプロフィールは、こちらでご紹介しております。
サラリーマンを経験して思う親の大切さ
僕自身、結婚して子供ができ家庭を持ってからというもの、親の大切さをしみじみと感じるようになりました。
貧しいながらも、一生懸命僕を育ててくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいになります。
それもやはり自分がサラリーマンを経験して、家族を養って行く大変さを身をもって感じたからだと思います。
サラリーマンを経験して思う自営業の難しさ
特に、僕がサラリーマンを経験して思うことが、自営業の難しさです。
僕の父親は、先ほどご紹介した通り、いつも「仕事がない…」と苦しんでいました。
その気持ちが、営業マンをしている今はとてもよく分かります。
僕は、サラリーマンで会社から給料をもらっていますが、営業マンなので仕事をとってくるという所に関して自営業の人と気持ちは同じです。
「車が売れない…」「車が売れない…」と若い頃はもがき苦しんでいたので、父親の気持ちが痛いほどよく分かるのです。
先が見えない恐怖と言いますか…、今月良くても来月どうなるのだろう…と常に仕事のことを考えてしまいます。
会社員なので、仮に今月車が1台も売れなくても給料はもらえます。
しかし、自営業だとそうは行きません。
家族を養うために、最低限の仕事を確保しないと、食べて行くことが出来ません。
父親はそんな責任を感じながら、必死になって仕事をしていたんだと思います。
親がいたからこそ今の自分が在る
そんな両親がいたから、今の自分が在るのです。
病気がちだった僕をここまで立派に育ててくれて、両親には感謝しています。
貧しいながらも一生懸命に僕を育ててくれた両親に対して、
「今の自分に何が出来るのか?」
と考え、後悔しない親孝行とは何かについてこれからご紹介いたします。
思い立った時こそ親孝行
後悔しない親孝行とは何か?
何が正解かは分かりませんが、思いついたらすぐに行動してみましょう。
『親孝行したいときに親はなし』
後悔しないうちに親孝行したい!でもどんなことをすれば親が喜んでくれるのでしょうか?
親孝行の方法として、例えば次のようなことが挙げられます。
月に1回でも連絡をしてみる
実家が遠方で帰るのが大変な人は、月に1回でも電話で話をするだけでも、両親は安心するものです。
最近はLINEなどで簡単に連絡を取ることも出来ますので、「定期的に自分の近況を伝える」「親の状況を聞く」、これだけでも十分に親孝行です。
一緒に旅行に行く
時間を作って両親や家族一緒に旅行に行くのも良いですね。ゆっくり一緒に過ごす時間は思い出になりますし、日頃と違う雰囲気を味わうことで両親も喜ばれることでしょう。
宿泊が難しければ、日帰りでも大丈夫です。同じ時間を共有することが大事ですね。
親と一緒に酒を飲む
たまには親と面と向かってお酒でも飲みながら、最近の近況を話し合うのもおすすめです。
日頃は恥ずかしくて伝えられない気持ちも、お酒の席ではお互いに伝えられるかもしれませんよ。
孫の顔を見せる
「孫の顔が見たい」これは親として誰もが感じるであろう思いです。
子供が生まれたら、定期的に両親の元を訪れ、孫の顔を見せることが親孝行になると言えます。
正月やお盆など長期連休に一緒に過ごす
やはり、正月やお盆など長期連休には実家に帰り、両親と一緒に過ごすことが親孝行と言えます。
職種によっては長期連休中は仕事という人もいますが、帰れるタイミングで実家に帰り元気な顔を見せることが重要な親孝行ですね。
本当の親孝行とは…
これまで親孝行についてご紹介してきましたが、「本当の親孝行とは、もっと別の意味合いがあるのでは…。」と僕は思います。
これは、自分が親になったとき、わが子が自分に何をしてほしいかを想像すれば分かります。
おそらく欲深いことは考えないはずです。
「自分たちを養ってくれ」
「年をとったら、看病してくれ」
なんて、わが子に言わないですよね。
おそれく一番に願うことは、
『立派な社会人になってほしい』
ではないでしょうか。
わが子が立派に成長して、人と社会に貢献することを最も願うはずです。自分の産んだ子が社会の中で立派に生きていることは、親として一番にうれしいことです。
つまり、本当の親孝行とは人と社会に貢献する生き方をすることです。
「親が亡くなれば親孝行できない…」かと言うと、そうではありません。
親が亡くなってからでも、親孝行はできます。
親からいただいた命を、最後まで人と社会のために一生懸命に生きることです。
僕は、この親孝行の本質を自分の子供が出来てから気付きました。
あなたにも、きっと分かるはずです。
「一生懸命に生きているかな…」
そう考えることが親孝行の一歩となると僕は思います。
「何となく今の仕事を続けているが重苦しい…」そんなサラリーマンの憂鬱な気持ちを吹き飛ばす思考法とは?
まとめ
今回は、後悔しない親孝行とは?サラリーマンを経験していて思う親の大切さというテーマでお話してきました。
30代を越えた僕ぐらいの年のサラリーマンだと、きっと親孝行について一度は考えたことがあると思います。
表面的な親孝行も大事ですが、
「親からいただいた命、一生懸命に生きているかな…」
と考えることが本当の意味での親孝行と言えます。
この機会に、自分の生き方について考えるのも良いかもしれませんね^^