こんにちは!営業一筋20年、営業マンお悩み解決ブロガーのタッピー(⇒プロフィールはこちら)です。
自動車関連の仕事を希望している人の中には、ディーラーを就職場所の選択肢に考えている方も多いと思います。
ただ、
「ディーラーってどんな仕事してるの?」
「ディーラーとサブディーラーの違いってなに?」
そんな疑問を解消するため、ディーラーとはどんな店舗かをお伝えし、ディーラーとサブディーラーの違いや特徴についても解説していきます。
目次
ディーラーとは?
自動車業界におけるディーラーとは、あるメーカー(トヨタ、日産、ホンダなど)と特約店契約を結んだ店舗のことを言います。
新車を購入する場合、ディーラーは最も一般的な店舗です。
たとえば、トヨタ系列だと「○○トヨタ」「○○トヨペット」「レクサス」など、ホンダ系列だと「○○ホンダ」「ホンダカーズ」などのお店を見かけると思います。
こうした店舗が、それぞれのメーカーのディーラーとなるのです。
メーカーとディーラーの違いとは?
よくお客様との会話の中で、
「いいわよねえ、大企業は給料が良くて…」
なんて冗談まじりに言われることがあります。
メーカーとディーラーを一緒に思われているお客様は結構多いです。
「えっ、あのトヨタに就職したつもりだったのに…」
なんて勘違いをしないためにも、メーカーとディーラーの違いを理解しておきましょう。
トヨタ自動車などのメーカーは、新車の開発及び生産をおこない、完成車両を専属契約を結ぶ系列ディーラーに卸売りしています。
なので、
「トヨタの営業利益2兆円」
「トヨタの平均年収865万円」
メーカーのトヨタ自動車とディーラーの○○トヨタの平均年収は違います。
ディーラーはメーカーとの資本関係はなく、地元の有力企業や大地主がオーナーとなり、新車ディーラーを展開しているのです。
ディーラーで車を購入するメリットってなに?
ディーラーの大きな特徴は、ディーラー保証が充実していることです。
新車だけでなく中古車に対しても保証内容が充実しているので、購入後も手厚い保証を受けることができます。
中古車の場合、保証期間も走行距離を問わず1年以上の保証が設定されているケースが多く、その保証内容もエンジンからエアコン、カーナビなど多岐にわたります。
ただ、それだけにさまざまな費用がディーラー以外の店舗に比べると比較的割高です。
たとえば、ディーラーで修理をする場合純正部品を使用するため、汎用品に比べると費用は割高となります。
販売店(=サブディーラー)とは?
ディーラー以外で車を購入する場合、最も一般的なのがサブディーラーと呼ばれる販売店です。
サブディーラーは、特定メーカーと特約店契約をしていない自動車販売会社のことを言います。
ディーラーと販売店の違いとは?
ディーラーが特定メーカーや特定ブランドの車しか取り扱っていないのに対し、メーカーとの特約店契約をしていないサブディーラーではさまざまなメーカーの車を取り扱うことができます。
国産車、輸入車問わずさまざまなメーカーの多種多様なブランド車を取り扱っていて、ここがディーラーとの最も大きな違いです。
車の仕入れに関して、新車ならディーラーはメーカーから車を仕入れますが、サブディーラーはディーラーから車を仕入れるのが一般的。
サブディーラーで車を購入するメリットってなに?
サブディーラーの最大のメリットは、ひとつの店舗でさまざまなメーカーの車を比較検討できるところ。
これは、販売をする営業マンにとってもメリットがあります。
ディーラーで車を購入する場合、複数のディーラーへ行き比較検討しますが、サブディーラーならひとつの店舗で各メーカーの車を同時に検討することができます。
また、一般的にディーラーと比較してコストが安いことが挙げられます。
保証範囲を限定したり、汎用部品を使用することでコストを下げているためです。
ただ、サブディーラーはディーラーと違い、会社によって社員の処遇やスタッフ教育に大きな差があります。
メーカーからの指導がないため、良くも悪くもその会社独自の体質になりやすいためです。
なお、次の記事では「自動車ディーラーで働く人の平均年収」について解説しています。

ディーラーの仕事内容をご紹介

ちなみに、僕はディーラーで営業マンをしているので、ディーラーの仕事内容を簡単にご紹介してみます。
ディーラーでは、新車・中古車の販売、車の点検車検整備や板金修理、自動車保険の募集などの業務を行っています。
ディーラースタッフの仕事内容は、大きく4種類に分かれています。
●営業スタッフ
●サービスフロント
●メカニック
●事務スタッフ
それぞれの業務内容について簡単にご紹介してみます。
営業スタッフ
自動車ディーラーの営業スタッフの業務は次のとおりです。
●新車・中古車の販売
●既存のお客様管理
●自動車保険の募集
●その他商品の紹介や販売
営業スタッフは、ディーラーの仕事の中でも中心的存在。
営業スタッフが車を販売することで、ディーラー業務のすべてが始まるからです。
サービスフロント
サービスフロントの業務は以下のとおりです。
●点検車検整備の受付や見積り
●事故対応や板金修理の見積り
●部品の発注や取引業者の対応
サービスフロントは、車の整備に関わることでお客様対応をするため、元々メカニック(=整備士)だった人がほとんど。
営業スタッフ同様に車のメンテナンスの分野でお客様への接客を行うので、やりがいや責任も多い職種です。
メカニック
メカニックの業務内容は以下のとおりです。
●自動車の点検車検整備
●自動車の修理
●リコール時の修理対応
●販売車のオプション取付け
営業スタッフやサービスフロントがお客様対応するのに対し、メカニックは自動車に対しての業務が中心となります。
「根っから機械いじりが好き」「自分の車を自身でいじりたい」など、自動車や機械いじりが好きな人にはおすすめな職種です。
事務スタッフ
事務スタッフの業務は以下のとおりです。
●店頭での受付
●顧客からの電話応対
●ショールームのポップ作り
●リスト作成やその他事務
一般的な事務の業務と共通する部分もありますが、店頭に来られたお客様対応や電話応対、お茶出しなどのディーラーならではの業務も多々あります。
ちなみに、次の記事では「ディーラー営業マンの仕事」について詳しく解説しています。

ディーラ営業マンを目指す人へ

最後に、この記事を読んで「ディーラー営業マンになりたい!」と思った人は、ぜひ僕のほかの記事も読破してみてください。
ディーラー営業マンのメリットやデメリット、トップセールスになるためのスキルアップ方法など、営業マンに関するさまざまな情報をご紹介しています。
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僕が、定期的におすすめ記事をご紹介しています。
Twitterのタイムラインに流れる記事をその都度読んで行けば、1ヶ月ぐらいで読破出来るはずです。
まとめ
今回は、自動車ディーラーとは?販売店との違いを現役営業マンが徹底解説というテーマで解説してきました。
ディーラーと販売店(=サブディーラー)には、それぞれメリットやデメリットがあることが分かったと思います。
これからディーラーへ就職を考えている人は、ぜひそれぞれの特徴を理解し自分に合った道に進んで行ってください。
また、ディーラー業務に関するお問い合わせは、僕にコメント頂ければお答えいたします。