こんにちは!営業一筋20年以上、営業マンお悩み解決ブロガーのタッピー(⇒プロフィールはこちら)です。
突然ですが、営業マンって口下手な人が多いって知ってました?
長く営業職を続けている人って、饒舌な人より元々口下手な人の方が多いんです。
話し上手より聞き上手ってやつですね…。
実際僕も、この営業の仕事をするまでは口下手でした…。
入社した当初は、お客様と話をするのが苦手で、
それでも克服するために先輩の応酬話法などをマネしながら、
なんとかお客様と普通に会話が出来るようになっていきました。
また、人前で話すことが苦手な自分を克服するために、
関連する本を読んだりネットで検索したり、色々な方法を試してみました。
そうすることで、以前と比べ人前で話すことがだいぶラクになりました。
今回は、そんな人前で話すことが苦手な口下手営業マンに、
苦手を克服するための方法についてご紹介いたします。
目次
人前で話すのが苦手な営業マン…
あなたは、人前で話すことに苦手意識がある方だと思いますか?
自己紹介、朝礼、会議、プレゼン、面接…
など、社会人になると人前で話す機会が多くなります。
ところが、大勢の人の前で話をしようとすると、
心臓はドキドキ、足はガクガク、頭の中は真っ白…。
また、そんな人は人前で堂々と話をする人を見ると、うらやましく思うものです。
「なんで、俺はこんなに人前になると緊張するんだ…」
「人前で頭が真っ白になり、覚えてきたプレゼン内容が吹っ飛んだ…」
「人前に立つと顔がこわばり、しどろもどろ…」
数年前までの僕がこんな感じでした…。
これから、僕の恥ずかし話をご紹介したいと思います。
会議の席やプレゼンが大の苦手だった僕…
僕は、小さい頃から人前で発表したりすることが大の苦手でした…。
思い返せば、小学生の国語の時間に、教科書を読むのが苦手だったことを覚えています。
日頃漢字が読めないわけではなく、
独りで落ち着いて読めばスラスラ読めるはずの文章も、
人前で立って読むと、手足が震え、目がくらむと言いますか、
教科書が読みづらくなるのです…。
その後も、大学のゼミの発表や就職試験での面接、
入社した時の自己紹介、職場での会議やプレゼン、
人前で話すことのすべてが苦手でした。
次が、自分の番だと分かると、心臓がバクバクなり始めます。
そして、人前に立つと口の中が変に乾き、
手足がガクガク、数秒後には頭の中が真っ白になり、
覚えておいた発表内容や自己紹介もすべて吹き飛んでしまうほど…。
よく言われる「あがり症」というやつですね。
調べてみると、このあがり症で悩んでいる人は意外に多くいるみたいです。
僕自身が、極度のあがり症だったので、その苦しみや悩みはとてもよく分かります。
「この先、あがり症では様々な場面で自分の力を発揮できない…」
「なんとか、克服したい!」
と思った僕は、
あがり症について色々と調べ、専門の病院にも通いました。
そして今では、あがり症を克服し、
人前でも堂々と話をすることが出来るようになりました。
そんな僕の経験から、あがり症のメカニズムについてご紹介いたします。
なぜ人前だと話せなくなるのか?
特に、体に悪いところがあるわけでもないのに、
人前に立って話をしようとするだけで、
心臓がバクバク、冷や汗や口の乾き、手足の震え…。
考えてみれば、「あがり症」とは不思議な症状ですよね。
そんなあがり症の原因は、
血液中のノルアドレナリン値が上昇して起こるそうなんです。
このノルアドレナリンは、覚醒や興奮に関係している神経伝達物質で、
緊張や不安を感じた時に活発に分泌され、自律神経の交感神経を活発化します。
交感神経が刺激されると、
心拍数や体温、血圧が急上昇するため、
動悸や発汗、震えなどの症状が起こります。
人は誰でも緊張すれば、自律神経のうちの交感神経が優位になります。
これは動物が外敵に遭遇した時、
毛を逆立てて臨戦態勢に入ったときと同じ状態です。
つまり、あがり症の人は交感神経が人よりも敏感で、
このような反応が多少強く出てしまいがちなんですね。
ですので、人前で話せなくなるといった症状は、
動物なら極々当たり前の正常反応なんです。
あなたの心臓バクバクも、手足のガクガクも、頭真っ白も正常反応なんです!
日常生活に支障がなければ良いですが、
支障があるのであれば独りで悩みを抱え込まず、
医療機関などで積極的に治療するようにしましょうね。
克服するための3つの方法とは?
これまで、人前で話すことが苦手な人の主な原因である
「あがり症」のメカニズムについてご紹介してきました。
それでは、あがり症の人が人前で話をするためにどう克服すれば良いのでしょうか?
これからご紹介する3つの方法を理解して実行することで、
人前で話すことが今までとは比べ物にならないほどラクになるはずです!
その方法とは、とてもシンプルで当たり前のことなんです。
すぐに克服することは難しいでしょうが、
実際僕もこれらの方法を取り入れることで、
人前で話をすることがとてもラクになったので、
あなたもこれらの方法を一つでも試してみて下さい。
①徹底的に事前準備をする
人前で話すことに不安を感じている人は、
とにかく徹底的に事前準備をしましょう。
人前でスピーチをしなければいけない時、会議のプレゼンを任されている時など、
どうしても人前で話をしなければいけない時ってありますよね。
そんな時は、当日読む資料を事前に準備して、
話すことをあらかじめまとめて、何度も読んで練習してみましょう。
僕は、丸暗記するぐらい徹底的に事前準備をするようにしています。
朝礼で自分が発表する時など、事前にスピーチする内容を確認し、
何も見なくても話せるぐらいにしておきます。
それでも、本番ではいくつか忘れるもので、今ではそんなものだと理解しています。
「事前準備をしておいてもいくつか忘れるもの」
と理解しておけば、本番でも慌てることはありません。
忘れた時のために、予備のネタをいくつか持ち合わせるほどです。
会議のプレゼンや初対面の人と話をする時も同じです。
人前で話すのが苦手だと思っている人は、人一倍事前準備をしておきましょう。
②とにかく慣れる
「会議のプレゼンが苦手だ…」
その気持ちよく分かります。
しかし、やらないわけにも行かず…
僕が経験してきて感じることは、やはり場数を踏むことだと思います。
最初から完璧に出来る人なんていません。
今出来ている人も、最初は多かれ少なかれ緊張していたはずです。
何よりも大事なことは、何度も同じような場面を経験して慣れることです。
その慣れが、必ずあなたの自信に変わって行きます。
また、何度も失敗することです。
人前で話すのが苦手な人の多くは、完璧を求める傾向があります。
失敗してもいいんです。
失敗を繰り返すことにより、人前で話すことに抵抗を感じなくなったりします。
先程もご紹介した通り、どんなに事前準備をしていてもいくつかは忘れるものです。
初めてのスピーチで失敗をすると、
2回目のスピーチでは緊張の度合いがだいぶ和らいでいます。
それを何度か繰り返す中で、人前で話すことに慣れていくわけですね。
③目的を明確にする
最後におさらいですが、
人前で話をするのが苦手な人の多くが、完璧を求め失敗を恐れる傾向があります。
・完璧にプレゼンしなければいけない…
・失敗すればバカにされる…
・ミスを指摘されたらどうしよう…
など、さまざまな不安が、
あなたを緊張させたり、顔をこわばらせてしまうわけです。
心臓がドキドキして呼吸が荒くなり、変な汗をかいたりします…。
しかし、よく考えてみて下さい。
あなたは、会議で人の話をそんなに真剣に聞いていますか?
実際には、他人はあなたのことをそこまで注意深く見ていません。
ですから、あなたがどんなに完璧にプレゼンしようとも、多少ミスしてしまおうとも、
聞いている人にはそこまで気付かれていないことがほとんどなのです。
他人の評価が気になる人は、そのことを理解するべきです。
大切なことは他人からの評価ではなく、あなたが伝えたい目的を明確にすることです。
他人の評価を気にしながら行動するのではなく、あなた自身の言葉で相手に伝えましょう。
緊張するのは当たり前、失敗してもいいんです!
そうすることで、あなたの気持ちもラクになるはずですよ。
まとめ
今回は、「人前で話すのが苦手…」口下手営業マンが克服するために行う3つの方法とは?というテーマでご紹介してきました。
今回ご紹介してきた内容は、
人前で話をすることの多い現役営業マンにとって、
とても為になる内容だと思います。
あなたも、口下手で悩んでいるのであれば、
今回ご紹介した方法を一つでも試してみて下さい。
僕も、人前で話すのが苦手で悩んだ時期がありますが、
今回ご紹介した方法を発表の前に行うことで、
人前で話をすることがとてもラクになりました。
是非あなたも参考にしてもらって、
苦手意識を少しでも克服できることを心から願っています。