こんにちは!ディーラー勤務15年以上、営業マンお悩み解決ブロガーのタッピー(⇒プロフィールはこちら)です。
「営業」と聞いて、あなたはどんなイメージを思い浮かべますか?
「営業ノルマ」「長時間労働」「サービス残業」「休日出勤」
ブラックなイメージを持たれがちな営業職ですが、営業をやっている人みんながブラックだと思いながら働いているわけではありません。
今回は、「営業はブラックが多い?」という疑問に対して、15年以上にわたり営業の世界を見てきて今なお現役営業マンの僕がその真実をお伝えいたします。
営業に興味のある新社会人の人や営業に転職を考えている人は、ぜひ記事を最後まで読んで参考になさってください。
目次
営業はやっぱりブラックなの?
「営業って、ブラックなとこ多いんでしょ!」
カーディーラーで営業をしている僕も、お客様からよくそんなことを聞かれます。
実際、「ブラックなイメージといえば営業職」と言われるほど、そのイメージは根強く存在します。
不人気な職種の上位に必ずランキングされますし、社会人の約1割以上が営業職と言われているなか離職率がかなり高いのも事実です。
しかし、営業職と一言で言ってもその働き方はさまざまですし、営業全般がブラックであるかと言うとそうではありません。
まずは、「ブラックとは何であるか?」という根本的なところから解説していきます。
ブラック企業の特徴とは?
「ブラック企業」という言葉をよく耳にしますが、厚生労働省が次のような特徴を明記しています。
①極端な長時間労働やノルマを課す
②サービス残業やパワハラが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③このような状況下で労働者に対して過度の選別を行う
簡単に言えば、長時間労働が常態化し、過剰なサービス残業や残業代の未払い、パワハラや使い捨てがある企業のことを言うんですね。
新社会人の人や転職希望の人は、この辺りが希望の会社に該当しないか、よく見極める必要があります。
よくありがちな求人が、
・求人が常に出ている
・「ノルマなし」の記載がある
・給料が異常に高い
・みなし残業が採用されている
これらに該当する求人は注意が必要かもしれません。
営業がブラックと思われる理由とは?
ブラック企業の定義が分かったところで、次は実際に「営業のどの辺りがブラックと思われるのか?」について解説していきます。
営業がブラックに思われる理由として次の3つが挙げられます。
①営業ノルマがある
②長時間労働やサービス残業がある
③パワハラや使い捨てがある
それぞれ詳しく解説していきます。
①営業ノルマがある
営業職と言えば「営業ノルマ」ですね。
営業の仕事には基本的にノルマが課せられます。
ノルマは仕事をするうえで、「ひとつの目標になり、達成にやりがいを感じる」ことも多いです。
しかし、「ノルマがプレッシャーとなって精神的に病んだり、達成できないことで上司に怒られたりする」こともあります。
ひどい会社だと達成できない営業マン、またはその上司が会議で呼び出され、「達成できなかった理由をみんなの前で立って発表させられる」といった何かしらの罰を受けるところもあったりします。
また、ノルマ達成のために自社の商品を自ら購入するといった「自爆営業」があるのも事実です。
と思われるかもしれませんが、ノルマ未達成の営業マンはそこまで追い詰められている場合が多く、未達成が続くと会社に居場所がなくなるわけです。
それに加えて、「自爆営業が常態化している会社が中には存在する」というわけですね。
ちなみに次の記事では、自動車ディーラーの営業ノルマについて詳しく解説しています。
②長時間労働やサービス残業がある
「長時間労働」や「サービス残業」、「休日出勤」が付いて回るのも営業職です。
営業相手が個人のお客様の場合、営業の約束は18時や19時など、お客様の仕事が終わってからの時間帯になります。
そこから営業をして20時や21時ごろ終了。
会社に戻って報告ごとや書類仕事をしていると、帰りはどうしても遅くなりがちです。
定時に帰ることなんてまずないのが、営業という仕事です。
また、お客様に会える日が休日と重なれば、休日出勤してでも会いに行くことだってあります。
その他にも、帰宅後夜遅い時間にお客様からの長電話や突然の呼び出しなど、サービス残業と呼ばれる時間が存在するもの実態としてあります。
③パワハラや使い捨てがある
これは営業職に限ったことではありませんが、会社の体質によっては「パワハラ」や「使い捨て」があるところもあります。
先ほどの営業ノルマに関して、上司もその上の上司(社長や役員など)からプレッシャーをかけられるわけです。
未達成が続いていると上司のストレスも次第に増えて行き、部下に対するプレッシャーも日に日に増えてパワハラ化していくのです。
また、プレッシャーに耐えられず辞めていく人を見越して、会社は大量に人材を採用して、過酷な労働に耐えられる人だけを選別する使い捨てがあるのが現実です。
次の記事では、売れない営業マンの理由について解説しています。
営業にはブラックじゃない面もたくさんある
これまで、営業職のブラックなところばかりを解説してきました。
「ではなぜ、営業職を続けられるのでしょうか?」
それは、営業にはブラックじゃない面もたくさんあるからです。
たとえば、「営業職のやりがい」には次のようなことが挙げられます。
・結果が給与に反映される
・対人関係に強くなり人脈が広がる
・社会人としての総合的なスキルが身につく
特に、「結果が給与に反映される」ことは営業職のメリットで大きな部分だと思います。
営業成績に応じてインセンティブが支給されるため、少々ブラックでも頑張れるというところがあります。
営業職のやりがいについては、次の記事で詳しく解説していますのでこちらをご覧ください。
ブラックと感じるかどうかは自分次第!
営業職は、たしかにブラックな一面もありますが、「人を成長させたりやりがいも多くある仕事」です。
僕自身、「新人の頃は営業ノルマに悩まされ、長時間労働で身体も心も疲れ果てていた」時期がありました。
ですがその時期を乗り越え、今では「自動車販売で1億8,000万円の売上を個人で3年連続達成」することにも成功しています。
要は、ブラックと感じるかどうかは自分次第なのです。
コミュニケーション能力不足やメンタルの弱さにより、営業職がブラックと感じてしまうことも多々あるでしょう。
しかしそこを乗り越えることで、自分自身に自信が持てるようになり、何事も前向きに考えられるようになるのです。
営業職に興味がある人は、まずはどんな仕事もブラックと感じる時があることを知り、仕事をポジティブに捉える思考を身に付けておきましょう!
ちなみに次の記事では、僕の辛い時期を乗り越えた方法についてご紹介しております。ぜひこちらの記事もご覧になってみて下さい。
まとめ
今回は、営業はブラックが多い?営業経験15年以上の現役営業マンが真実を語るというテーマで解説してきました。
営業職はブラックと思われがちですが、やりがいもたくさんある仕事です。
営業職をポジティブに捉えて立派な営業マンとして成功できるように、今から営業スキルを磨いて行きましょう!